こんにちはです。あっちのそららです。
今回は予告どおり、前回紹介した100記事記念イラストのメイキングとなります。
【前回の記事はこちら】
ラフを描く
テーマは「記念イラスト」なので、100記事を祝う大きな花火をイメージして、ラフを描いていきます。
花火をモチーフにしたオリキャラ「ヒバコちゃん」。
キャラクターのビジュアルが伝わりやすいシンメトリーの構図で、炎のように揺らめくツインテールを主役にします。
服装があまりにも適当すぎるのと、顔がゲスいので可愛らしく描きたい。
線画を描く
雑な部分を整え、情報量を増やしながら清書していきます。
ツインテール描くのめっちゃ大変…
風で乱雑に舞い上がっているので、髪の束一つ一つの動きや流れにこだわりました。ガタつきのないきれいなフォームにするため、基本は一発でシュッと線を引いてます。
途中、どの束がどの束か分からなくなったり、髪と背景が区別できなくなったりして目が悲鳴を上げました(笑)
どの線がどの線か分からなくなった。 pic.twitter.com/uzEVS9DjnX
— あっちのそらら (@acchinosorara) 2020年4月7日
「100記事を突破しても初心を忘れない」という思いを込めて、RPGの初期装備みたいなボロボロの服装に変更。花火といえば夏なので、服の構造は浴衣をベースにしました。
線画に強弱をつける
髪と胴のサラシを中心に、線画に影や墨溜まりを足してメリハリをつけます。
絵が引き締まり、ヒバコちゃんの気迫が徐々に表われてきました。
キャラクターを塗る
線画の力強さを引き立たせたかったので、今回は塗り込まずベタ塗りのみで勝負します。
メインである髪に視線が向くような配色に。
熱の宿る髪と瞳のみオレンジで塗り、それ以外のパーツはモノクロに統一しました。色数の取捨選択は大切です。
背景を塗る
背景を何色にするか決めるため、思いつく配色パターンを片っ端から試しながら、全体の見え方を確認します。
髪の鮮やかさを際立たせるためモノクロでまとめるか、花火というシチュエーションに重点を置き夜空のような色にするか、同系色を使い熱気を表現するか、相性のよさそうな組み合わせを並べました。
一番しっくりきた濃い青紫の配色に決定!
補色同士・明暗の差がはっきりしている・夜空を匂わせるなど、好条件の配色パターンです。
表情を加える
瞳に黄色の光、頬に火の玉マークを描き加えます。
微々たるお化粧ですが、この一手間で表情に華が出てきました。
エフェクトを加える
ストーリー性を演出するため、散布ブラシでイラスト全体に火の粉を散らします。
- 葉の形状の散布ブラシで優しく散りばめるように塗る
- 同じブラシ(透明色)で削り、チリっぽさを出す
- レイヤーを複製し、合成モードを加算発光にしてぼかしをかける
- 光が強すぎるので、不透明度を下げてなじませる
この工程だけで、程よくリアリティのあるエフェクトができあがります。
ブラシの形状とぼかした発光レイヤーがポイントですね。
筆文字を入れる
最後にお祝いの言葉を入れます。
夏祭りのポスターをイメージし、筆ペンで豪快に書きました。
書道のセンスがないので、スキャナーで取り込んだ後、一文字ずつ自由変形を施してパワフルさがあふれ出るよう偽装工作補完しました。
筆独特のかすれやブレはデジタルだけでは表現しきれない部分であり、そこにアナログならではの価値を感じます。
完成!
文字を配置して、イラストの完成です!
はてなブログ100記事を記念して、盛大な花火を打ち上げました。
黒と白のコントラストが効いていて、シンプルなベタ塗りという挑戦は功を奏しました。ヒバコちゃんの燃える髪と舞い散る火の粉が、全体を派手に彩っています。
今度この子を描く時は、影や光もつけたい(特に髪の毛。描きごたえありそう)。
ブログ開設からもうちょいで3年というところで、ようやく100記事という通過点を突破しました。まだまだ描きたい絵もあるし、投稿したい記事もあるし、チャレンジしたいコトもたくさんあるので、これからもレベルアップを続けていきたいと思います。
ブログ100記事突破記念のイラスト!
— あっちのそらら (@acchinosorara) 2020年4月14日
お祝いの花火を打ち上げました🎆#オリジナルイラスト #オリキャラ #絵描きさんと繋がりたい #イラスト好きさんと繋がりたい #イラスト好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/d8rThWv2gc
ベタ塗りの割に容量が大きい…