こんにちはです。あっちのそららです。
梅雨のこの時期、「雨」「紫陽花」「カタツムリ」「てるてるぼうず」など、梅雨のモチーフをテーマにイラストを描く人は多いはず！
その時期になると絵描きさんの間で大いに流行る、季節のイラストですね。
今回は過去絵になりますが、自分が「梅雨」というテーマに焦点を当てて描いた「紫陽花のキャラクターイラスト」をご紹介します。
眠っていたキャラ原案を発掘
昔、デジタルのデの字も知らない頃に描いた、紫陽花のキャラクター案。
例のごとくオリキャラです。色鉛筆を使用しました。
紫陽花を思わせる髪の毛と、大きな丸い瞳、着用している水色の雨具が特徴的な女の子。
名前はランシィちゃんです（由来は紫陽花の英語名＝hydrangeaから）。
この下手っぴなイラスト（当時は本気絵）を基に、ランシィちゃんをデジタルでブラッシュアップしていきます。
リメイクとはいえ、新しいイラストを描く時はワクワクします。
まずはラフスケッチから
構図を決めていきます。
キャラデザは原案とさほど変わらないですが、元気よさが伝わる表情にしました。
ランシィちゃんは紫陽花のキャラクターなので、雨が大好きです。
周囲には雨粒のミニキャラを何体か配置し、ランシィちゃんと共に梅雨のうるおった時間を楽しんでいる、というコンセプトのイラストにします。
キャラクター完成！
キャラクターの塗りが完了！
アニメ塗りとトーン（水玉模様）をふんだんに使った、全体的にポップな雰囲気のキャラクターになりました。
ジメジメして気持ち悪い時にこの子を見ると、気分がスッキリ晴れ晴れしそうです。
瞳はしずくのようにプルプルとした、透明感のある質感にしました。
また、まつ毛は若葉になっており、これから成長していく子供のいたいけな様子、という意味を込めました。
なんてキラキラした目なんだ。
イラスト完成！
背景を描き、梅雨のオリジナルイラストが完成しました！
キャラクターがアニメ塗りなのに対し、背景の役割を果たす雨雲は、自作した水彩絵の具のテクスチャを使用し、重厚な質感にしてみました。
これでキャラクターと背景の差別化を図り、ランシィちゃんがより際立つようにしています。
分厚い雲に覆われた薄暗い曇天にもかかわらず、ポップで明るいイラストに仕上がりました！
雨の日が続き、出番がない太陽さん。
梅雨が終われば次はおそらく酷暑が待ってますが、夏に入れば絵描きさんの間ではまた、季節イラストのブームで白熱するかと思います。
海・水着・スイカ・花火・夏祭り、夏は魅力的なテーマがあふれているので、「イラストを描きたいけどテーマが上手くまとまらない」人にとっては、もってこいの時期です。
楽しく季節イラストを描いて、創作も自然も伝統も満喫しましょう！
（何気にトップ画像のロゴデザイン頑張った）
