こんにちはです。あっちのそららです。
今回の記事は、先日完成したナムナムくんイラストのメイキングです。
シンプルなキャラクターデザインなので、複雑な工程は少ないですが、イラストの制作過程に興味のある方は、軽く参考にしていただければと思います。
まだイラストを見ていない方はこちら
うちのマスコットキャラクターを務めるナムナムくん。
描くうえで一番のポイントは、ナムナムくんの持つ「アホでかわいい」感をどう表現するか、です。見た目はもちろん、イラストのテーマにも、ナムナムくんらしい天然エピソードを盛り込みます。
ラフスケッチ → 線画
イラストの大まかな完成図をイメージしながら、ざっくりとラフを描きます。
今回のテーマは、ナムナムくんが風船で空を飛んでいる、というよりは、誰かにハメられて風船で空に飛ばされた、でも本人は天然で気づかない、というほのぼのした場面です。
ラフが整ってきたら、上からきれいな線で清書します。曲線ツールや図形ツールを多用し、なめらかなフォームの線を意識します。
情報量が少ないぶん、各パーツの形・サイズ・角度・距離感などのバランスの良し悪しが目立ってくるので、線の自由変形や位置調整をしながら、ベストなバランスを探ります。
線の太さに強弱をつけ、立体感を強めます。キャラクターが動き出しそうな力強い線画にこだわります。
下塗り
色の土台となる下地を塗っていきます。
色数は少なめですが、一定のコントラストは出しておきたいので、モノクロ化して全体の明暗差をチェック。のっぺりしている部分の色味を調整して、隣接するパーツと差をつけます。
原色が多いと、明暗差がどうなっているか把握しづらいので、イラストにメリハリをつけたいときは必須の工程です。
黄は同じ明度でも、赤や青と比べて明るく見える色なので、惑わされないよう注意!
やわらかいエアブラシで、パーツごとにグラデーションの影を入れて、下地は完成です。
ナムナムくんを塗る
アニメ塗りの要領で、ナムナムくんを塗っていきます。
デフォルメ調のキャラクターなので、描き込みすぎないよう簡略化した塗りとなりました。
風船を塗る
ナムナムくんと同じ手法で、風船を塗ります。
カラフルで楽しげな風船になりました。イラストが引き立ちそうです。
イラスト完成!
ナムナムくんイラスト、完成です!
風船に吊るされて、ふわふわと空のお散歩を楽しんでいます。
このあとどんな展開が待っているかは分かりませんが、いつもどおりの楽観的な表情で普通に帰ってきそう。
おわりに
線画の活きた元気のよいイラストになりましたが、線をもっと大胆に太くして、ベタ塗りのみの着色にすると、また違った味のイラストになったかもしれません。
一見簡単に描けそうなキャラクターでも、意外とバランスをとるのが難しいことも分かりました。
デッサン力をもっと磨いていきたいですね。
ただいま~。雲さんが口に入ったぁ~