こんにちはです。あっちのそららです。
シャレにならない暑さが続いています。
創作への情熱で夏の暑さをなんとか相殺している毎日ですが、そろそろ限界が近い。
これは普通にイラスト描いてるだけでは、熱中症になるのも時間の問題…
よし、涼しそうな絵を描こう!
創作への情熱にプラスして、清涼感のあるイラストのパワーで酷暑を吹き飛ばします。
今日ご紹介するのは、そんな涼しいイラストの制作工程です。
ラフスケッチ
まずは浮かんだアイデアを基に、ラフスケッチを描いていきます。
今回描くイラストは、
大きな入道雲の神様、通称「クモガミサマ」です。
祀られている聖域から顕現するシーンをイメージした構図。
自分は普段、どちらかというとポップで可愛らしいイラスト(主にオリキャラ)を好んで描いていますが、今回は風景画の要素が強いリアルなイラストを目指します。
オリジナルですが、今回の場合オリキャライラストに入るのかどうなのか…
描き込んでいく
クモガミサマの部分を塗り終えました。
入道雲のモクモクした質感と、巨大な神様の威圧感を厚塗りで表現。
グラデーションのように、雲が少しずつ巨人のように変化していく「動き」のある構造に。
首の筋肉と、煙のような輪郭のぼかしにこだわりました。
次は、クモガミサマが祀られている聖域を描き込んでいきます。
岩肌むき出しの険しい大地を大胆な構図で。現実ではちょっと有り得ない見え方ですが。
雲と馴染ませるために、水色のグラデーションを加えました。
神様をテーマにしたイラストを描く時には欠かせない「鳥居」を配置。
画像検索を活用し、色々な角度から見た鳥居の写真を集め、鳥居の構造を理解する所からスタートです。
図形ツールや曲線ツールで左半分を描き、コピペして左右反転することで、きれいな左右対称の鳥居が出来ました。デジタルならシンメトリーの構図を作るのも簡単!
仕上げ・エフェクト
よりイラストにインパクトを持たせるため、エフェクトなどを加えていきます。
鳥居の奥に、ブラックホールのような異空間の扉を追加。
更に、鳥居の足に発光する稲妻のようなエフェクトを入れて、クモガミサマが顕現する際のエネルギーの振動みたいな現象を表現しました。
最後に太陽光を入れます。描いたことが無かったので初挑戦です。
様々な色と不透明度の正円を直線上に並べ、合成モードを「オーバーレイ」にすると、イラストと上手く溶け込んで、それっぽい太陽光になります。
鳥居と同じく、太陽光の写真を検索して描き方を模索・研究しました。
何事も勉強と探究心です。
完成!
クモガミサマ、完成!
自分のイラストのタッチとは違いますが、迫力のある作品に仕上がりました。
強いて言えば、クモガミサマの顔と右手の形がイマイチ…
人体デッサンがまだまだ必要なようです。あと、自作とはいえ全体的にテクスチャを多用しすぎた感もあります。
厚塗りは好んで使わないし、風景を進んで描く事も無いですが、いざ描き始めると没頭できて楽しいし、学べることも沢山ありました。
酷暑と戦いながらの制作でしたが、最初のコンセプト通り、清涼感のあるイラストに出来ました。どこか暑苦しい雰囲気もありますが…
これから益々気温が上がりそうな感じですが、負けずにイラスト描き続けていきます。
こまめな水分補給も忘れずに。
(飛行機雲も入れてみたけど違和感あったから消した)